ピラティスは、体の表面だけでなく、深層にあるインナーマッスルに意識的にアプローチすることで、しなやかさと安定性を両立させるエクササイズメソッド。

特定の筋肉を大きく鍛えるのではなく、全身のバランスを整えることを目的とし、筋肉の質と使い方を再教育することに重点を置いています。

特に女性にとって嬉しいのは、姿勢改善・体幹強化・代謝の向上といった内側からの変化により、柔らかく引き締まった美しいラインが自然に育っていく事。

動きはゆるやかで滑らかなので、運動が苦手な方や体力に不安がある方でも無理なく始められます。

女性らしい身体を保ちながら、身体機能やパフォーマンスを理想的に上げる。

年齢に関係なくあなたのカラダを最適化することが出来るメソッドです。

インナーマッスルとは

インナーマッスル（コア）は

• 横隔膜
• 腹横筋
• 骨盤底筋
• 多裂筋

４つで形成され、体幹として私たちの胴体を支えています。

この4つの筋肉は、それぞれが連携していて、一つの筋肉の機能が低下すると他の筋肉の機能も低下してしまいます。

● 横隔膜（おうかくまく）

私たちはおぎゃーと生まれて休むことなく呼吸をしています。

呼吸をするために動いているのが横隔膜で、肺を動かしています。

この横隔膜の動きが十分でないことで、呼吸が浅くなり疲れやすくなったり、猫背や巻肩など、姿勢が悪くなってきます。

テントのようになっている横隔膜がゆるんで下がってしまう事で、内臓が下がり、お腹がぽっこりになってしまう事も・・・。

● 腹横筋（ふくおうきん）

腹横筋は、腹筋の中でも一番奥にあるため、外からは確認できません。

（シックスパック、お腹が割れるというのは体の一番表目にある腹直筋です。）

腹横筋はお腹のコルセットのような役割をしており、腹横筋を鍛えることで、体幹が安定し、腹圧とも関係するため引き締まったウエストラインが出来ます。

日常生活では意識しにくいため、腹横筋の位置と動きをしっかり意識するトレーニングが必要です。

● 骨盤底筋群

骨盤底筋とは、骨盤の中にある子宮・膀胱・直腸などの骨盤臓器を支える筋肉です。

排尿や排便をコントロールする筋肉なのですが、座りっぱなしで運動不足などが続くと筋力が低下してきます。

特に女性は加齢や出産によりゆるみやすく、お尻がたれてきたり尿もれや子宮脱になることも・・・。

骨盤底筋を鍛えると、ヒップアップや下半身の引き締めにつながります。

● 多裂筋（たれつきん）

多裂筋は、背骨を支えるとても強い筋肉です。

ですが、加齢や日常生活の身体の動かし方の癖などで、多裂筋が正しく使えなくなると、慢性的な腰痛や猫背、疲れやすさなどにつながってしまいます。

背骨のひとつひとつを支える多裂筋を正しくトレーニングすることで、美しい姿勢や歩き方、腰痛予防などにつながります。

マシン（リフォーマー）を使うパーソナルピラティス

KAORU STUDIOでは、リフォーマーというマシンピラティスを使ったマンツーマンのパーソナルピラティスを行っています。

このリフォーマーは名前の通り、私たちの身体をリフォーム（作り直す）してくれるものです。

ピラティス初心者には難しいのでは？

と感じる方もおられますが、実は逆で、マシンのサポートを使うことで、インナーマッスルを動かす正しい動きがしやすくなります。

さらに、負荷をかける事で、マットよりも高いストレッチ効果や可動域を拡げる事も出来るなど、パーソナルピラティスの良さをさらに高めることが出来ます。

パーソナル（マンツーマン・プライベート）ピラティスの特徴は何と言っても自分の身体や呼吸に100％集中出来る事。

パーソナルピラティスレッスンは、ピラティストレーナーがあなたの筋肉の動きを丁寧にチェックしながら行うので、インナーマッスルをしっかり使う事が出来るので、高い効果につながります。